2010年12月15日水曜日

外装材と舗装材のクレーム検証







先日、ハウスメーカーさん、工務店さんから相談と原因、対策について意見を求められた事象をアップさせて頂きます。1つ目の外装材についてですが材料は四国化成商品ではありません。要はクラックに対して他メーカー商材の場合はどのような考え方なのか意見を求められたものです。壁面の縦に等間隔に入るクラックは建物の揺れにより下地サイディングが上下にずれる方向に動いた場合発生する場合が多いです。俗に『大壁工法』という目地を作らない工法での割れクレームですね。弾性系の外装材は曲げ折れには結構強いんですがズレ方向には意外と弱いんです。直す方法は安価な方法であっても塗り直し、サイディングの目地部分はコーキング仕様でそこに壁は塗らないようにするしかありません。昨年より四国化成の提案する大壁工法はこの工法よりもかなりの耐クラック性能はありますがやはり100%とは言えません。建物の基礎強度が以外と大きなファクターを占めているんですよね。あと写真の角部分のクラックは内装材でもペンキでも時折起こるものです。これは厚塗りが原因で塗材面の表面が先に乾き中が乾いていない場合に起こるものです。塗材は乾燥していくにつれ縮んでいくのですがその乾燥収縮の速度差が歪(クラック)となって表面に現れるのですね。
2つ目が四国化成製『リンクストーン』の発砲です。全体写真の道路に近いところの白い部分です。拡大写真の比較ですが白く見える部分は泡が見えますね。樹脂舗装材の多くはウレタン樹脂を使っています。ウレタン樹脂は空気中の水分と反応して時間をかけながら硬化していく性質を持っています。この反応開始時に空気に含まれる量以上の水気がくると急激に反応して熱が発生します。この熱により含有空気が膨張して泡となりその状態で硬化して遠目に白く見えてしまうのです。ここの場合は水下の部分の下地乾燥が遅く下地に水気が残っていたと考えられます。この場合、軽度だと重ね塗り、仕上げ土間レベル寸法の問題や酷い症状の場合は剝して塗り直しです。この樹脂舗装は四国化成の場合、仕上がり後の舗装強度を増すため容器に不活性ガスを封入してフレッシュな状態を保つような考えで造られています。他メーカーのものは製品容器に不活性ガスが入っていなく厳密にいえば製造直後から硬化が始まっている状態です。これだと樹脂の反応も鈍いので水気が多少あっても発砲しませんし作業もしやすいと思われます。しかし最終的に全体強度が低く数年後表層剥離を起こしやすいものになりやすくなってしまいます。
雨、太陽、その他の物質etcで常に過酷な状況にある外廻りの商品にはいろいろなトラブルが起きる場合が多いです。けれど殆どが事前のチェックで回避できるものが多いです。色々調べてみてそれから着手しても遅くはないと思います。

2010年11月23日火曜日

こだわりの見積もり

1週間ほど前、某工務店さんの設計担当者から塗材についての相談と見積もり依頼があると言うので会いたいとの連絡がありました。そして先週末に訪問し話を聞いて少し驚きました。驚きとは施主様の拘りなんですよね。岐阜の方ですけどそのエリアの南欧風の色々なショップに足を運んで写真を撮り、研究してそれからの完全オーダーメードの受注だそうです。設計者も私も全て塗材というのは初めてのような気がします。基本、図面からの物件見積もりは工事される担当業者がするものですが今回の場合珍しいケースなので工務店さんも提案に困っての相談でした。
 塗材を全部に使いたいというのは実はかなり難しいんです。塗る場所によって品目を替えなければいけないんですよね。室内の一部に外装材を使うとか…。天井専用材とか、外装はもちろん専用材です。今回の施主様からのオーダーは『全部しっくい調で南欧風』でした。しっくいもしっくい調けいそう壁も四国化成の壁材ラインナップにはあるので見積もりはできましたが流石に時間がかかりました…。図面から面積を算出し、イメージにあわせて材料を数パターン組み合わせての見積もりなので延べ6時間程かかりました…。明日、塗板見本が届くのでそれを持って見積書とともに2回目の打ち合わせに工務店さんへ向かいます。良い話になればよいのですが…。

2010年10月16日土曜日

感謝の気持ち

昨日、取引先のエクステリア設計、施工をやられている販売店さんにお邪魔して社長さんと商品の話やプランニングの話をしていました。しばらくすると今月施工が終わった方が代金の支払いにいらっしゃいました。お客様が帰られたあと、社長が満面の笑みで『ラブレターをもらっちゃった♥』と小さな封筒入りの手紙を見せてくれました。そこには工事に対しての満足の言葉と感謝の気持ちが記されていました。社長と私『この瞬間がたまらなくうれしいね~。途中の苦労が報われる瞬間だ。』とお互いにうなずき合いました。人に感謝されるという事は何事にも代えがたい喜びです。この頃世の中全体の雰囲気で素直に気持ちを伝えるという事が少なくなってきているような気がします。かっこ悪いと思われてもいいから自分だけは素直を通そうと思いました。

2010年10月13日水曜日

塗料屋さんとの話で・・・

今日の営業で地方の塗料屋さんと話す機会がありました。この塗料屋さん、かなり頭が柔らかく塗料だけではなく四国化成の湿式壁材を販売も施工も行っています。『現場の少ないこの時代に塗装だ左官だのとは言ってられない』ということです。かなり前向きな方ですが、ここのところの現場の少なさにまいっているようでした。減ったとはいえ現場はあるのですが、工期の短さと価格が安いということでクロスとパネルばっかりの家ばかりとのことです。家というのは一生で一番の買い物だと私は思います。そこに簡単なハリボテのような感覚を持ち込むのは寂しいと感じました。業者さんならほんの少しの工夫と提案、施主さんなら自分で工夫をすれば気持ちの良い塗壁のやさしい家に住めるのに…と思っているのは私だけでしょうか。

2010年10月10日日曜日

2010建築展

いつもは簡単なパネルとカタログブースだけの参加でしたが、今回は少々力を入れ実際の店舗現場の写真パネルとそこの現物を大きなパネルに再現したものにしました。おまけに美人コンパニオン6人を投入しました。その甲斐あってメーカーの存在感を示す事ができました。たくさんの展示会社のなかで特に目立ったのがガス、電力会社、上海のLEDメーカーでした。その中において今回の展示は成果があったように思います。工務店、ゼネコン、設計関係の来場者の方については四国化成の認知度が高くカタログや説明も簡単で済みましたが学生さんや一般の方への説明はかなり時間が必要で半製品の壁材のPRの難しさを感じました。職人さんが仕上げて施主様に納得頂き初めて完成の湿式壁材の世界。メーカーからユーザーさんまでの間が長い商品ゆえの解りにくさが存在するのをあらためて感じました。我々業界関係者の今後の課題として取り組まなければいけないところですね。

2010年9月9日木曜日

あの『ももえり』の自宅に…

昨晩、某バラエティー番組に有名なキャバ嬢『ももえり』の自宅が紹介されていました。なんか覚えがある家だな~と思っていたら…そうだ!特注色の『けいそうモダンコート』を施工した現場だ(といっても直接は対応してませんけど…)。彼女もけいそう土内装塗材の良さがわかるのか~と感心しました。色は四国化成のカラーオーダーシステム(コンピュータ・カラー・マッチング・システム/略してCCM)で特注したものでした。やっぱりこだわりがあるようです…。

2010年9月6日月曜日

エクランEX

今年新商品の舗装用材料です。舗装用と謳っているものの実は階段の垂直面にも塗る事ができるんです。そして屋内用、屋外用に2タイプが同じ骨材で存在するんです。と、言う事は玄関内からアプローチまで同じ色調で同じ風合いで施工することができちゃうんです。実はタイルだとタイルの寸法が規格品なので現場によっては、きれいな目地割をするのに加工なんかが必要でこまったりすることが以外に多いんです。エクランEXは塗材で目地割はテープで任意に設定でき、完成後はタイルのような風合いなのでタイルの代替として好評価を頂いています。