2011年4月16日土曜日

福島第一原発事故の対策で・・・

今朝のニュースで福島第一原発事故の対策にゼオライトを投入というのがありました。ゼオライトというのは鉱物の一種で無数の小さな穴があいているものです。放射性物質を吸着する効果が高いということで急に脚光を浴びて来ているんですね。この、吸着というメカニズム、何だか聞いた事ありますよね。そう、けいそう壁のホルムアルデヒドの吸着分解、臭いの原因物質の吸着というのと全く同じなんです。実は表に出ないですけどゼオライトは四国化成の湿式塗材に広く使われているんですよね・・・。私もまさかゼオライトが放射性物質の吸着に効果があるとは思いませんでした。
この間の汚染水流出を止めた水硝子系の材料や失敗しましたけどポリマー系材料、これらは皆、左官工事で随所に使用される材料なんですよね~。昔から培ってきた日本独自の左官、土木工事がハイテクの原子力発電所事故の対策に利用されるなんて・・・事故はあってはいけないものですが・・・作業に従事されている方達の安全と成功を祈ります。

2011年3月17日木曜日

震災について・・・

このたび、被災された方、亡くなられた方に対してお見舞いと哀悼の意を表させて頂きます。
私は11日上海滞在中に地下鉄のモニターで知りました。日本人として不安と悲しさ、焦り、色々な気持ちが入り混じって何とも言えない気持ちになりました。けれど上海でいつも宿泊しているホテルの支配人を含めスタッフ達の気遣い、中国人の知人の暖かい言葉で気持ちが落ち着きました。実際に被災された方々は私とは比べ物にならない程の苦しみがあると思います。けれど人は一人じゃない。まして日本人同士なら心も通じ会うはずです。今から被災していない我々がすることは中途半端なことではなく、まして買いだめする事ではなく日本経済が落ち込まないように必死で働くことです。お金を回す事です。そして儲かった資金を被災地に回す事です。被災地の皆さん僕達がついています!そして僕達は変な自重をせずコンサートでもスポーツイベントでもいっぱいやってお金を作りましょう!そのお金を被災地へ届けましょう!

2011年2月17日木曜日

四国化成HPで内装材シュミレーションができます!

四国化成の建材事業HP内の内装材のページで部屋の中の内装材シュミレーションができるようになりました。各部屋の雰囲気が解るようになってプランニングの前段階でのイメージづくりが楽になりました。

http://kenzai.shikoku.co.jp/house_hint/kaiteki/colorsim/scene_menu.html
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                 ここ!

2011年1月16日日曜日

四国化成 - TVCM紹介

四国化成 - TVCM紹介

ここをクリック

四国化成のTVCMの紹介です。地域限定で本社エリアでしか放映されていません(^_^;)残念ですね~。皆さんのまわりに必ず四国化成があるはずです。これからも宜しくお願いします<(_ _)>

2011年1月14日金曜日

2011年が始まりました・・・

少し遅いですけど明けましておめでとうございます。
今週になってようやく普段の業務のリズムになってきました。
今年は特に冷え込みが厳しくて内装、外装、舗装どの材料にとっても気をつけなければいけません。乾燥、硬化には空気中の湿度、温度(塗る面と気温)が大きくかかわります。気温が5℃を下回ると樹脂だと極端に硬化速度が遅くなりますし塗壁だと遅くなるのは当然で酷い時は水分が凍りそのものがダメになってしまいます。よく失敗するのが塗る時の気温に気をつけ昼ごろに塗り初め、塗り終わりが夕方、というパターンです。完全乾燥には冬だと2~3日かかるのでそれまでに1回凍ってしまう、というパターンです。これで全てが台無しになってしまいます。慣れた職人さんだと対処の方法を独自にもっているので相談されると良いと思います。

2010年12月16日木曜日

ちるちんびと34号別冊で・・・

いつもお世話になっている左官の方が掲載されています。本の内容は土壁の科学的分析と検証、各地域での施工現場の取材や紹介でした。なぜ防火に優れているか、呼吸するのか解りやすく解説されています。そしてその内容の中で一番驚いたのが耐震強度に優れているという記事でした。ただし耐震については昔ながらの工法、竹を編み土で固めるといったものですが…
耐震の事柄は建築工法そのものから考えなくてはいけないので手軽とは言えませんが呼吸(調湿、匂いの軽減)や難燃といった部分ではリフォーム的要素で近づける内容です。また現在のプラスターボードを使用した壁でも呼吸に関しては古来の壁の性能に近づけることが可能です。日本の伝統家屋に興味がある方は一度この本を読まれる事をお勧めします。ちなみに『四国化成』商品も紹介されています。

2010年12月15日水曜日

外装材と舗装材のクレーム検証







先日、ハウスメーカーさん、工務店さんから相談と原因、対策について意見を求められた事象をアップさせて頂きます。1つ目の外装材についてですが材料は四国化成商品ではありません。要はクラックに対して他メーカー商材の場合はどのような考え方なのか意見を求められたものです。壁面の縦に等間隔に入るクラックは建物の揺れにより下地サイディングが上下にずれる方向に動いた場合発生する場合が多いです。俗に『大壁工法』という目地を作らない工法での割れクレームですね。弾性系の外装材は曲げ折れには結構強いんですがズレ方向には意外と弱いんです。直す方法は安価な方法であっても塗り直し、サイディングの目地部分はコーキング仕様でそこに壁は塗らないようにするしかありません。昨年より四国化成の提案する大壁工法はこの工法よりもかなりの耐クラック性能はありますがやはり100%とは言えません。建物の基礎強度が以外と大きなファクターを占めているんですよね。あと写真の角部分のクラックは内装材でもペンキでも時折起こるものです。これは厚塗りが原因で塗材面の表面が先に乾き中が乾いていない場合に起こるものです。塗材は乾燥していくにつれ縮んでいくのですがその乾燥収縮の速度差が歪(クラック)となって表面に現れるのですね。
2つ目が四国化成製『リンクストーン』の発砲です。全体写真の道路に近いところの白い部分です。拡大写真の比較ですが白く見える部分は泡が見えますね。樹脂舗装材の多くはウレタン樹脂を使っています。ウレタン樹脂は空気中の水分と反応して時間をかけながら硬化していく性質を持っています。この反応開始時に空気に含まれる量以上の水気がくると急激に反応して熱が発生します。この熱により含有空気が膨張して泡となりその状態で硬化して遠目に白く見えてしまうのです。ここの場合は水下の部分の下地乾燥が遅く下地に水気が残っていたと考えられます。この場合、軽度だと重ね塗り、仕上げ土間レベル寸法の問題や酷い症状の場合は剝して塗り直しです。この樹脂舗装は四国化成の場合、仕上がり後の舗装強度を増すため容器に不活性ガスを封入してフレッシュな状態を保つような考えで造られています。他メーカーのものは製品容器に不活性ガスが入っていなく厳密にいえば製造直後から硬化が始まっている状態です。これだと樹脂の反応も鈍いので水気が多少あっても発砲しませんし作業もしやすいと思われます。しかし最終的に全体強度が低く数年後表層剥離を起こしやすいものになりやすくなってしまいます。
雨、太陽、その他の物質etcで常に過酷な状況にある外廻りの商品にはいろいろなトラブルが起きる場合が多いです。けれど殆どが事前のチェックで回避できるものが多いです。色々調べてみてそれから着手しても遅くはないと思います。